小梁B1の計算で中央下端のモーメントがひび割れモーメントを大きく超過していますので、小梁B1の中央部はひび割れを考慮した検討を行ってください。
(ひび割れ幅による主筋の許容引張応力度の低減)※1999RC基準P350参照
1階柱のコンクリートが地中梁天端でFc36からFc33に低下していますので、柱脚部の圧縮及び割裂応力の検討を行ってください。(日本建築センター高層建築物の構造設計実務P241?参照)但し、1階柱脚をFc33で別途補足断面検定(せん断の検討は不要)すれば上記の検討は不要です。※基礎スラブ天端と地中梁天端が同一天端の場合は1階柱と地中梁の使用コンクリートの差が2割程度なら適用範囲内とします。但し基礎が偏心する場合は柱面と基礎スラブのへりあきが狭くなるので、2割以下の強度差の場合でも検討が必要となります。
杭の設計で液状化部分のkh低減係数0.18の考慮が確認できませんので、確認できる資料を添付してください。
※許容応力度計算時(1次設計時)の液状化判定はFL値のみを採用可とし、PL値は採用不可とします。尚PL値は2次設計時(350gal)と限界耐力計算時は採用可となります。
地盤調査位置図及び柱状図を1枚の図面として作成してください。
※配置図には建物の外形図とボーリング位置を、柱状図には調査地地番等が記入された書式と設計GL及び基礎、杭の姿図を図示したものを添付してください。
梁貫通がある場合は(地中梁含む)図面に梁貫通孔の標準仕様書(認定品)と計算書には部材毎の補強の検討書を添付してください。
尚認定外の貫通孔の場合は孔の位置と大きさを図示してください。(補強検討書の添付も)
※本建物の計算ルートは<3>ですのでH19告示第594号に定めるせん断力の保証設計を満足してください。